あと半世紀どう生きる?

半世紀どうにか生きてきたが、これからの半世紀を模索する。

母の脳には諦めているが、でも何か回復の手段は無いものか?

 

今日、母は女だけの同級会に向かった。女子会?母の女の同級生の皆さんが温泉宿に集まってお食事会だ。母は、小範囲ならまだ1人で行動できる。しかしちょっと危ないのは危ない。ただ全ての行動を制限すると、ますます脳の機能の低下になるので、大丈夫と私が思ったところは行かせてみる。他の皆さんにご迷惑がかからないように祈りながら。

 

ちなみに昨日は美容院に行ったが、特に問題はなかった。出るときに突然床屋から美容院に変更したり、財布の置き場所を忘れていたが、それぐらいだった。

 

今朝は、またも財布の置き場所問題発生。そして出発時間、一緒に行く人、お金を持ったかどうかを何度も確認。

 

私は母に、朝の10時に出ると言っている。しかし10回以上、時間前に出ていこうとした。

その時「〇〇さん(母の友達)の家に寄る。」と母は言い張る。ところが今回は一緒に行かないので「〇〇さんは行かない。」と私は何回も答えなくてはならない。そして母は、財布が見つかった後、財布の中身を何回も確認することになる。

 

やはり、自分の思い通りにならないことにイライラするらしく、後半になると、ついに母は「行かないことにすればよかった。」とこぼすようになる。これも何回も言う。

 

父と私の二人でその度に、優しく受け答えをするのだが、ちょっと大変。TV番組でたまに知的障害の人を見るが、その受け答えを見ると、ああ、こんな感じだと思う。

 

母に何かメモとか取るような習慣があったら、よかったのかなと思う。私もあまりメモをとらないし、日記とかも書かないタイプなので、私の将来のためにメモや日記を付けるようにしたい。まあ、このブログもその一環である。

 

母は、腰は少し曲がってきたが、体はまだまだ元気だし、父よりも動ける。しかし、もう食事の用意もしなくなった。父が食事の用意をする。まだ母は、自分自身がほとんどやっていると思っている。だから食事用意をする父を、「今日は、父さんがやった。」という表現で私に主張する。「そうなんだ。」と私はいつものように軽く受け流す。

 

今日の母の集まりも、どういう状態なのか見ておく必要がある。自分の家の中だったら、家庭内のことだが、外に出ると他の人の迷惑になる。結局今回はできないが、機会があったらのぞいてみようと思う。

 

最近は、「歳をとっても脳は、鍛えられる。」と言うが、来年80歳になる母はどうなのだろうか?